児発・放デイの事故報告書の書き方|押さえたい5つのポイントと再発防止
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児童発達支援や放課後等デイサービスでは、転倒やけが、誤飲、送迎中のトラブルなど、さまざまな事故が起こる可能性があります。
事故が発生したときは、まず子どもの安全確保や必要な処置・連絡を優先し、その後、起きたことや対応内容を事故報告書に整理します。
事故報告書は「誰かを責めるための書類」ではありません。事故の状況を正確に共有し、原因を振り返り、同じ事故を繰り返さないための大切な記録です。
この記事で分かること
・事故報告書を書くときのポイント
・事故の状況を時系列で整理する方法
・事実と推測を分ける考え方
・原因分析と再発防止のポイント
・事故発生後の連絡・共有で確認したいこと
1.事故発生時の対応を最優先する
事故が起きた直後は、報告書を書くことよりも子どもの安全確保が優先です。
けがの状態確認や応急処置、必要に応じた医療機関への受診、管理者や保護者への連絡など、事業所のマニュアルに沿って対応します。
児発・放デイでは、事故発生時に家族等へ速やかに連絡するとともに、自治体が定める基準に応じた報告が必要です。報告対象や方法は自治体によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
2.「いつ・どこで・何が起きたか」を時系列で書く
事故報告書では、事故前後の状況が分かるように整理します。
・発生日時と場所
・事故直前の状況
・何が起きたか
・子どもの状態
・職員が行った対応
・保護者等への連絡
・その後の経過
を順番に整理すると、第三者が読んでも状況を把握しやすくなります。
記録のポイント
「転倒した」だけで終わらせず、
事故の前後まで時系列で残すことを意識します。
3.事実と推測を分けて記録する
事故報告書では、実際に確認できた事実と職員の推測を混ぜないことが大切です。
例えば、
「走っていて机にぶつかった」
と確認できたのであれば事実として記録できます。
一方で、
「注意力がなかったためぶつかった」
という表現は、職員側の推測が含まれています。
見たこと・聞いたこと・確認できたことを中心に、具体的に書くと記録の客観性を保ちやすくなります。
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4.原因を「本人だけ」に求めない
事故の原因を考えるときは、
「本人が走ったから」
「落ち着きがなかったから」
だけで終わらせないようにします。
・職員の配置や見守り
・室内のレイアウト
・危険物の置き場所
・活動内容や手順
・職員間の情報共有
など、環境や支援する側にも改善できる点がなかったかを振り返ります。
5.具体的な再発防止策につなげる
事故報告書で特に大切なのが、今後どうするかです。
「今後は注意する」だけでは、具体的な行動につながりにくくなります。
例えば、
・家具の配置を変更する
・活動前に危険箇所を確認する
・見守り担当を明確にする
・送迎時の確認手順を統一する
など、実際に職員が行動できる内容にします。
発生した事故やヒヤリハットを検証し、原因と再発防止策を職員全体で共有することも大切です。
事故報告書作成ツールで記録を整理

こども支援ツール箱では、児発・放デイ向けの無料**「事故報告書作成ツール」**を用意しています。
事故発生時の状況や対応、連絡、原因、再発防止策などを項目に沿って整理できます。
事故の原因や対応を自動的に判断するものではなく、必要な情報の書き漏れを減らし、事故報告書を整理するための補助ツールです。
この記事について
この記事では、児発・放デイで事故報告書を作成するときの基本的なポイントを紹介しました。
事故の報告対象や提出方法は自治体によって異なります。実際の対応では、最新のこども家庭庁のガイドラインや指定権者・自治体の案内、事業所の事故対応マニュアルもあわせてご確認ください。
