新学期の先生への引き継ぎで伝えたい4つのポイント

入園、入学、進級などで担任や支援者が変わる新学期。
保護者としては、
「子どものことを、どこまで伝えればよいのだろう」
「困りごとばかり書くと、悪い印象にならないかな」
と迷うことがあります。
すべてを細かく説明する必要はありません。
子どもの良いところ、安心できる関わり方、困りやすい場面、特にお願いしたいことを整理しておくと、新しい環境での支援につながりやすくなります。
この記事で分かること
・新学期に伝えておきたい内容
・子どもの得意なことの書き方
・困りやすい場面と対応方法
・先生や支援者へのお願いのまとめ方
1.好きなこと・得意なことから伝える
引き継ぎでは、苦手なことだけでなく、子どもの好きなことや得意なことも伝えます。
例えば、
- 電車や動物が好き
- 絵を描くことが得意
- 決まった手順があると取り組みやすい
- 年下の子にやさしくできる
- 見本を見ると理解しやすい
などです。
書き方の例
工作が好きで、完成した見本があると集中して取り組めます。
得意なことは、新しい先生が子どもと関係を作るきっかけにもなります。
2.伝わりやすい声かけや落ち着く方法を書く
同じ説明でも、伝え方によって理解しやすさが変わることがあります。
- 短い言葉で一つずつ伝える
- 予定を先に知らせる
- 絵や写真を見せる
- 選択肢を二つにする
- 静かな場所で休む
- 少し時間を置いてから話す
など、家庭やこれまでの園・学校で効果があった方法を書きます。
記入例
急な予定変更が苦手です。変更前に短く説明し、次にすることを見せると安心しやすくなります。
3.困りやすい場面とサインを具体的にする
「集団が苦手」「落ち着きがない」だけでは、必要な対応が分かりにくいことがあります。
どのような場面で困りやすいのかを具体的にします。
- 大きな音が続く場面
- 活動の切り替え
- 順番を待つ時間
- 初めての場所や予定
- 疲れている時間帯
- 自分の気持ちを伝えにくいとき
不安が強くなる前に見られる様子も伝えておくと、早めに対応しやすくなります。
例えば
不安が強くなると、同じ質問を繰り返したり、部屋の端へ移動したりすることがあります。
4.特にお願いしたいことを絞る
伝えたいことが多くても、特に大切なお願いは一つか二つに絞ります。
例えば、
- 予定変更は事前に伝えてほしい
- 強い口調ではなく、短く説明してほしい
- 困ったときに休める場所を決めてほしい
- 大きな変化があったときは家庭へ知らせてほしい
- 不安定になったときの対応方法を共有したい
などです。
確認のポイント
「配慮してください」だけでなく、具体的に何をしてほしいかを書きます。

✅ 引き継ぎシートの確認チェック
□ 好きなことや得意なことを書いた
□ 伝わりやすい声かけを書いた
□ 安心しやすい方法を書いた
□ 困りやすい場面を具体的にした
□ 不安が強くなる前のサインを書いた
□ 効果があった支援を書いた
□ 特にお願いしたいことを絞った
□ 古い情報が残っていないか確認した
すべての欄を埋める必要はありません。現在の子どもの様子に合う内容だけを伝えましょう。
新学期引き継ぎシートで伝えたい内容を整理
こども支援ツール箱の「新学期引き継ぎシート」は、入園、入学、進級などで新しい先生や支援者へ子どものことを伝えるための保護者向け無料ツールです。
画面の項目に沿って、
- 好きなこと・得意なこと
- 普段の様子
- 伝わりやすい説明方法
- 安心しやすいこと
- 困りやすい場面
- 効果があった支援
- 避けてほしい対応
- 生活面や健康面
- 特にお願いしたい配慮
などを整理できます。
作成した内容はブラウザ内に保存でき、印刷、文章コピー、CSV保存にも対応しています。
この記事について
この記事は、児童発達支援・放課後等デイサービスを運営し、保護者や支援者向けの無料ツールを制作している「こども支援ツール箱」が作成しています。
新しい先生や支援者へ子どものことを伝える保護者の負担を少しでも軽くし、安心できる新学期につながる内容を目指しています。

