子どもの発達相談の前に整理したい4つのポイント

子どもの発達や行動について初めて相談するときは、

「こんなことを相談してもよいのかな」
「うまく説明できるか不安」
「困っていることが多くて、何から話せばよいか分からない」

と感じることがあります。

相談前に、きれいな文章や専門的な説明を準備する必要はありません。

普段の様子や気になっていることを、思いつく範囲で書き出しておくだけでも十分です。

この記事で分かること

・相談前に整理しておくとよい内容
・子どもの様子を伝える書き方
・家庭で試したことのまとめ方
・相談先へ聞きたいことの整理方法

1.今いちばん気になっていることを書く

まずは、現在いちばん相談したいことを一つ書いてみましょう。

例えば、

  • 言葉がなかなか増えない
  • 集団活動に入りにくい
  • 気持ちの切り替えが難しい
  • かんしゃくが続くことがある
  • 園や学校へ行きたがらない
  • 友達との関わりが気になる

などです。

気になることが複数あっても、最初から全部を整理しなくて大丈夫です。

書き方の例

朝の準備で気持ちを切り替えることが難しく、家を出るまでに時間がかかることが気になっています。

「落ち着きがない」「困っています」だけではなく、具体的な場面を一つ書くと伝わりやすくなります。

2.どのような場面で見られるかを書く

同じ子どもでも、家庭、園、学校、外出先では様子が違うことがあります。

分かる範囲で、次のことを整理します。

  • いつ頃から気になっているか
  • どこで起きることが多いか
  • どのようなときに起きやすいか
  • どのくらい続くか
  • その後はどのように落ち着くか

記入例

宿題を始める前に嫌がることが多く、声をかけてから取りかかるまで30分ほどかかることがあります。

正しい表現かどうかを気にせず、普段見ている様子をそのまま書けば大丈夫です。

3.家庭で試したことや子どもの得意なことを書く

これまで家庭で試した対応も、相談するときの大切な情報になります。

例えば、

  • 前もって予定を伝えた
  • タイマーを使った
  • 絵や写真を見せた
  • 声かけを短くした
  • 一人で落ち着ける場所を作った

などです。

効果があったことだけでなく、あまり変化がなかったことも書いて構いません。

記入例

タイマーを使うと切り替えやすい日もありますが、疲れている日は難しいようです。

困っていることだけではなく、

  • 好きな遊び
  • 得意なこと
  • 落ち着きやすい方法
  • 楽しそうに取り組めること

も書いておくと、子どもの姿をより伝えやすくなります。

4.相談先へ聞きたいことをまとめる

相談中は緊張して、聞きたかったことを忘れてしまうことがあります。

事前に質問をいくつか書いておきましょう。

例えば、

  • このような様子はどこへ相談すればよいか
  • どのような支援を受けられるか
  • 児発や放デイを利用するまでの流れ
  • 見学や体験利用ができるか
  • 手続きや費用について
  • 家庭でできる関わり方

などです。

相談したからといって、その場ですぐに利用や支援方法を決める必要はありません。

まず話を聞いてほしい、利用できる支援を知りたいなど、今の希望も伝えて大丈夫です。

✅ 相談前の確認チェック

□ 今いちばん気になることを書いた
□ 具体的な場面を一つ書いた
□ いつ頃から気になっているか整理した
□ 家庭で試したことを書いた
□ 子どもの好きなことや得意なことを書いた
□ 相談先へ聞きたいことをまとめた
□ 分からない項目は無理に埋めていない

すべての内容を埋めなくても大丈夫です。

相談は、保護者だけで答えを準備してから行く場所ではありません。分からないことも含めて、相談先の職員と一緒に整理していくための時間です。

初めての相談 内容整理シートで気持ちを整理

こども支援ツール箱の「初めての相談 内容整理シート」は、子どものことを初めて相談する保護者向けの無料ツールです。

画面の項目に沿って、

  • 今気になっていること
  • 具体的な子どもの様子
  • 家庭で試したこと
  • 好きなことや得意なこと
  • 相談先へ聞きたいこと

などを整理できます。

相談前のメモとして使ったり、印刷して相談先へ持参したりできます。

全部の欄を埋める必要はありません。書けるところだけ入力して、相談するときの手助けとしてお使いください。

この記事について

この記事は、児童発達支援・放課後等デイサービスを運営し、保護者や支援者向けの無料ツールを制作している「こども支援ツール箱」が作成しています。

子どものことを相談したいと思った保護者が、少しでも安心して最初の一歩を踏み出せる内容を目指しています。