初めての予定が不安な子への伝え方|見通しを持つための4つのポイント

初めての病院や学校見学、散髪、お出かけなどを前に、
「何度説明しても不安そう」
「当日になって行きたくないと言わないかな」
「どう伝えれば分かりやすいのだろう」
と悩むこともあると思います。
先の予定が見えないことは、子どもにとって大きな不安になる場合があります。
すべてを細かく説明するよりも、これから何をするのかを、短い言葉やイラストで順番に見せることから始めてみましょう。
この記事で分かること
・予定を分かりやすく伝える方法
・子どもが安心しやすい予定表の作り方
・不安になったときの準備
・みえる化シートの使い方
1.予定を一つずつ短く伝える
一度にたくさん説明すると、かえって分かりにくくなることがあります。
例えば病院へ行く場合は、
- くるまでいく
- うけつけをする
- いすでまつ
- せんせいとおはなしする
- おうちへかえる
のように、一つのカードには一つの行動だけを書きます。
ポイント
子どもが普段使っている言葉や、短いひらがなで伝えます。
2.写真やイラストで順番を見せる
言葉だけでは分かりにくいときは、写真やイラストを添えると予定をイメージしやすくなります。
「どこへ行くのか」「誰と行くのか」「何をするのか」を、子どもと一緒に順番に確認しましょう。
すべての予定を覚えてもらう必要はありません。
次にすることが一つ分かるだけでも、安心につながります。
3.困ったときの方法も先に伝える
予定どおりに進めることだけでなく、不安になったときの方法も決めておきます。
- 静かな場所で休む
- 「やすみたい」と伝える
- イヤーマフや好きな物を持っていく
- 保護者と一緒に確認する
- 難しいときは途中で帰る
伝え方の例
しんどくなったら、静かな場所で少し休めるよ。
逃げ道があると分かることで、予定へ向かいやすくなる子どももいます。
4.終わりまでの見通しを伝える
子どもにとっては、「いつ終わるのか」が分からないことも不安の一つです。
- どれくらい時間がかかるか
- 最後に何をするか
- 終わったらどこへ行くか
- 帰った後の楽しみ
なども一緒に伝えておきます。
伝え方の例
病院が終わったら、おうちに帰って好きな絵本を読もうね。
予定が変わったときは、無理に元の予定へ戻そうとせず、新しい順番を見せ直せば大丈夫です。

✅ 予定を伝えるときの確認チェック
□ 一つのカードに一つの行動を書いた
□ 短い言葉やイラストで伝えた
□ 一緒に行く人を伝えた
□ 困ったときの休み方を決めた
□ 安心グッズを準備した
□ 予定の終わりを伝えた
予定表を見せても、不安がすぐになくなるとは限りません。
何度か一緒に見ながら、「分からないことを少し減らす」くらいの気持ちで使ってみてください。
「これからの予定みえる化シート」で流れを整理
こども支援ツール箱の「これからの予定みえる化シート」は、初めての予定を写真やイラスト、短い言葉で順番に整理する無料ツールです。
初めての病院、園・学校の見学、初めての支援先、散髪、旅行・宿泊、お出かけなどに対応しています。
画面の項目に沿って、
- どこへ行くか
- 誰と行くか
- どのような順番で進むか
- 不安になりそうなこと
- 安心しやすい対応
- 困ったときの休み方
- 終わった後の楽しみ
などを整理できます。
子どもへ見せる予定カードと、保護者や同行者が確認する準備内容を一緒にまとめられます。
書けるところだけ入力し、家庭での事前説明や、先生・支援者との共有にお使いください。
この記事について
この記事は、児童発達支援・放課後等デイサービスを運営し、保護者や支援者向けの無料ツールを制作している「こども支援ツール箱」が作成しています。

